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2012年2月25日土曜日

Upgrade the hard drive in a late 2009 iMac - 27 inches, and a brief review

急にiMacの動作がおかしくなり、どうしたものかとディスクユーティリティで調べてみたら、画像のようにHDDが赤文字で表示され、SMARTエラーだというメッセージが出ていました。
すぐにHDDを交換して下さい、と言われても順序というものがあります。まず、自分のiMacがどの型式かを調べてみないといけません。
そのためにはシステムプロファイラーでハードウェアの情報を取得します。すると機種IDが iMac11,1 だという事がわかります。
次にこのサイトを見ます。すると、機種IDからこれは iMac (27-inch, Late 2009) だという事が分かります。念のため、シリアルATAの情報を見ますと、2010年モデルとは違ってシリアルATAは3チャンネルでは無く2チャンネルしかありません。そして HDD は Seagate 製だと分かります。
急いで、外部HDDを接続して「Carbon Copy Cloner」を使って壊れかけている内蔵HDDを丸ごとコピーします。うまくREAD出来ないデータもあったものの、重要性が無いものだったのは不幸中の幸いでした。

次にネット上から、HDD の交換をするにはどのような点に注意すればよいのか情報収集してみました。その結果 2009 late あるいは 2010 mid モデルの iMac では温度センサーケーブルがHDDと接続されているので、その要請を満足させる事のできる特定の HDD でなければ不都合が発生するのだという。それにしてもこんなに簡単に壊れる HDD を造るようになったなんて、 Seagate というメーカーも落ちたものです。OWCのサイトを見れば幸いにも Western Digital の HDD でも使えるらしいので、2.0TB Caviar Green (WD20EARX バルク品では無くリテール品) を購入する事に決めました。その場合に困るのが温度センサーコネクタです。Seagate では4ピンなのに、Western Digital の方は8ピンなのです。

  • 画像は Western Digital WD20EARX のデータコネクタ部分。右側に8ピンのコネクタが見える。

  • そこはよくしたもので、このサイトを経由して Western Digital 用温度センサーケーブルを入手する事にしました。その価格が非常に高いのは置くとしても、発注から入手までに二週間程の時間を必要とした点には参りましたが。まあ、気に入らないのなら自作しなさいという事なのでしょう。でも私のiMacのHDDはもともと Seagate だったので、Western Digital のピンコネクションの参考にするデータが無いので無理は止めました。

  • 画像は Western Digital 用温度センサーケーブル。6ピンの中央、黒線の方に白丸印あり。

  • 画像はケーブルをコネクタと接続した所。黒線(白丸印)がHDD基板側に向く。

  • 交換用の HDD をオリジナルと同じ Seagate では無く Western Digital にしたには二つほど理由があります。一つには、 Seagate 製品に嫌気がさした事。そしてもう一つの理由の方が重要なのですが、それはネット上に Seagate 製 HDD を使った成功例が一つも無かった事です。Western Digital の HDD では3例の成功例を見つける事ができました。3例とも Caviar Greenです。
    これは単なる偶然かもしれませんが、重要な判断材料になりました。この場合「温度センサーケーブルをショートさせる」とか「HDD Fan Controlなるソフトウェアを使う」という例は成功例ではなく失敗例に算入します。

    また OWC のサイトにある成功するかもしれない Seagate の Barracuda LP とは多分 ST32000542AS の事でしょうが、個人的にはとてもそちらの方向へ足を向ける気にはなりませんでした。それに、 ST32000542AS 以外の Seagate 製 HDD で4ピンのコネクタは存在するものの、そもそもHDD側の温度センサー出力がコネクタまで出ていない可能性が高い報告もあります。まあ、Seagate 製 HDD が使えるという情報の方はガセネタの可能性が高いと判断したわけです。実際のところ ST32000542AS を使った報告を見かけませんので、気力のある人は試してみられるといいかもしれません。

  • 画像は Seagate 7200.12 のデータコネクタ部分。右側に4ピンのコネクタが見える。

  • 画像は Seagate 用温度センサーケーブル。4ピンの中央はほぞで凸。

  • 画像はケーブルをコネクタと接続した所。黒線はコネクタ外側にある。

  • 画像は温度センサーケーブルとマザーボードの接続部。白線は向かって右側。

  • という事で、HDDの交換は無事に終わり、ファンがうるさく回転する事もありませんでした。気がついた事といえば Mac Office 2011 の再アクティベーションが必要になり、再アクティベーション不可能とされた事くらいでしょうか。

    【2012/10/15日:追加】この件に関しまして、今頃になってアップルはこのような発表をしました。今更ねぇ。

    2012年2月17日金曜日

    Hackintosh 10.7 Lion install with UniBeast

    Mac OSX 10.6 SnowLeopard には Power-PCの実行環境としてのエミュレータであるRosettaがあるので古いソフトウェアも実行できます。
    しかし Mac OSX 10.7 Lion になると Rosettaが無いので Intel-CPU専用ソフトウェアしか動作しなくなります。そういう理由で OSX Lion を使うようになる事は当分の間ありそうにないのだけれど、その操作などに慣れてみるのも悪くないだろうと、Lion をインストールしてみました。手順は簡単です。

    手順:

    (1) Mac OSX 10.6.8 SnowLeopard がインストールされたHDDを準備。もっともインストール用のLionをすでに購入している場合はスッピンのHDDでよい。

    (2) そのSnowLeopardを使い、Mac App Store から Mac OSX Lion (購入時期によってバージョンは違うだろう)を購入。

    (3) 8GbのUSBメモリースティックを購入。

    (4) このサイトの説明文をよく読んで、次の物をダウンロードする。

    (4)-(a)自分の使っているマザーボードに対応したDSDTファイル。
    (4)-(b) Multibeast: Lion Edition (SnowLeopard対応版と間違えない事!)
    (4)-(c) UniBeast
    なお、このサイトからダウンロードするには登録が必要なので、登録してからダウンロードする。登録は簡単ですよ。

    (5) 上記サイトの説明に従ってUSBメモリースティックに、購入したMac OSX 10.7.2 Lionを読み込ませる。そのためにはMac OSX のディスクユーテリティーを使って、USBメモリースティックをMBR(Master Block Record)フォーマットする。その後 UniBeastを起動。指示に従ってUSBメモリースティックに Lion をインストールする。その場合のオプションは最初のMac App Store "Install Mac OS X Lion"を選択する。これで、ブート兼インストール用のUSBメモリーが出来上がる。

    (6) マシンを再起動し、このUSBメモリーを起動デバイスとして使って Lion をMac OSX 10.6 SnowLeopard の上にアップデートインストールしてゆく。もちろん新規のHDDに Lion を新規インストールしても構わない。ただ、その場合はLion インストール後でもHDDにはブートローダーが入ってないのでHDDから起動はできない。だから UniBeast USBメモリー を使ってブートし、そこから Lion HDD を起動する事になる。それから、新規ではなくアップデートインストールの場合も古いブートローダーだと不具合が発生する可能性があるので、UniBeast USBメモリー を使ってブートした方が無難だ。

    (7) さて、そうやってMac OSX 10.7 Lion が無事にブートできたと思う。ここからはHDDに Lion 用のブートローダーやらExtensions を Multibeast: Lion Edition を使って書き込みます。DSDTに関しては、ダウンロードしてきたDSDT.amlをデスクトップに置きます。 Multibeast: Lion Edition を立ち上げ、以下の項目にチェックを入れてインストールします。

    ✓EasyBeast Install <---HDDの中にブートローダーを書き込みます。必須です。
    ✓UserDSDT Install <---ダウンロードしたDSDT.amlをデスクトップに置くと、/Extra/DSDT.amlへインストールします。オプションです。
    .....

    以下のオプションは先のサイトを参考にして下さい。
    これらをインストールしたHDDを再起動すれば、うまく動作するはず、、、。

    との事ですが、無理だという気がします。いえ、とりあえずブートできるのですが、オーディオとネットワークとモニターの解像度は無理です。
    これらは各自の設定に合わせて微調整が必要です。
    私の場合、
    (A) グラフィックデバイスは NVIDIA GTX480を使っていたので、NVIDIAのサイトからマック用のドライバーをダウンロードしてインストールしました。
    NVIDIA GTX580シリーズになるとOSX 10.6.8は未対応で、OSX 10.7の守備範囲になるようですが、それはまた別の話になります。
    (B) ネットワークは先の Multibeast: Lion Edition で「Lnx2Mac's RealTekRLT81xx Ethernet」では無く「Realtek Gigabit Ethernet 2.0.6」のインストールが必要でした。
    (C) オーディオは、多少面倒でした。最初にインストールしたのは Lion 10.7.2 でした。ALC8xxHDAも /System/Library/Extensions/ 以下にインストールされていましたが、音声は出ませんでした。「AppleHDA Rollback」というのは、OSX のシステムをインストール直後に使わなければ無意味だそうなので、前記の説明では理論的矛盾があるような気がします。従って、一旦インストールした ALC8xxHDA を取り除きます。そして MacOSX10.7.3Combo をダウンロードします。 MacOSX10.7.3Combo をインストールした後、すぐに再起動してはいけません。おもむろに Multibeast: Lion Edition を立ち上げて、「ALC8xxHDA」と 「AppleHDA Rollback」の2個にチェックを入れてインストールします。その後に再起動すると、オーディオが無事に出力されるようになっていました。
    画像左はMacOSX10.7.3Combo をインストール直後の画面で、まだ再起動ボタンには手を触れていません。画像右は Multibeast: Lion Edition を立ち上げて、インストール項目にチェックを入れたところです。この後にインストール開始し、それが終わった後に再起動をします。

    【追加】MultiBeast 4.7.0 になりインストール方法が少し違ってきたようなので、以下のように情報をアップデートします。

    2012年2月14日火曜日

    iMacの対応メモリを調べるには

    自分が使っているiMacの型番がすぐにわかる人は少ないだろう。まして、iMacの購入時に入れられていた外箱を捨ててしまっていてはなおさら分かりにくいだろう。この事はiMacのメモリを増設しようと思った場合に重要になる。

    それは、iMacの型式は(27-inch late 2009)というような表記をされる事が多いからであり、そこから(27-inch late 2009)の種類の型番、MB952XX/AとMB953XX/Aをすぐに思い描く事はまずもって無理だからだ。自分が所有するiMacで使えるメモリは大抵の場合、この型番で表記されている。

    それでは、自分のiMac本体から簡単に型番がわからないだろうか?その疑問はこのサイトを見れば解決するだろう。このサイトにある機種IDというものはiMac本体のファインダのメニューに左端にあるアップルマーク「このMacについて」-->「詳しい情報」-->「ハードウェア」で参照できる。(27-inch late 2009)の機種IDはiMac10.1あるいはiMac11.1になる。逆に、この機種IDがわかれば、対応メモリもわかる事になる。

    2012年2月6日月曜日

    lolipopへウェブサーバー移転

    アップル運営のMobileMeが廃止になるのに伴い、早晩どこかへウェブサイトの移転を迫られていました。移転先をlolipopに決めたのは、運営費の安さと10日間の無料お試し期間があったせいでしょう。

    lolipopに入会してftpクライアントを使ってウェブサイトまでファイルをアップロードしてみると、あっという間に終了。ウェブクライアントを使ってサイトを表示させてみると、何という問題も無く表示された。表示速度もMobileMeよりも速い。MobileMeにあってlolipopに無い機能に、iDiskがあるので、不満があるといえば、その点だけなのだ。lolipopでも特定のフォルダーに対してパスワート無しに誰でもftpアクセス機能があればファイル送信に便利なのだが、、、。

    さて、今まで使っていた独自ドメインをlolipopで使う段になってみて判った問題がある。それはDNSサーバーをlolipopのDNSサーバーに変更して下さい、という一文だった。独自ドメインは「お名前.com」で取得していた。そして、DNSサーバーの変更(NSレコードの変更)を「お名前.com」でするには面倒だという事が判ったのだ。よく考えてみれば判ると思うが、ウェブサイトをlolipopで運営するのなら、lolipopのDNSサーバーを使うのが普通だろうが、必須とは思えない。「お名前.com」のDNSサーバーを使っていても何も問題はないはずだ。

    そこで、独自ドメイン名を「hoge.com」,lolipopのウェブサイトアドレスを「hogehoge.lolipop.jp」とすると
    www.hoge.com cname hogehoge.lolipop.jp
    という風にcnameの変更だけを行った。

    一方、lolipopのサイトで独自ドメインの登録は簡単だった。独自ドメイン名を「hoge.com」として、lolipopのウェブサイトアドレスを「hogehoge.lolipop.jp/xx/」(xxはフォルダー名)としておけば、サブドメイン「www.hoge.com」は自動的に作成されるようだ。
    この変更の結果、独自ドメイン名で無事にサイトにアクセスできるようになった。

    さて、さらに変更を加える。それはかつては独自ドメインにサブフォルダーを用いて「www.hoge.com/xx/」としてアクセスしていたのを「www.hoge.com/」でアクセスするように変更したために発生した事態収拾だ。これにはウェブサイトのルートディレクトリにある「.htaccess」という名称の不可視ファイルの最後に次の一文を書き加える。
    RedirectPermanent /xx/ http://www.hoge.com/
    以上で古いURLが新しいURLへリダイレクトされる。

    次に「hogehoge.lolipop.jp」でアクセスしてきた場合に独自ドメインの「www.hoge.com」へアクセス先を変えるようにする。そのために、先ほどの「.htaccess」の最後に以下のような文を追加する。
    RewriteEngine on
    RewriteCond %{HTTP_HOST} hogehoge?.lolipop?.jp [NC]
    RewriteRule .* http://www.hoge.com%{REQUEST_URI} [L,R=301]
    以上で変更は終了。

    2012年2月3日金曜日

    「しらたき」とは何だ?

    すき焼きをしようと久しぶりに買い物に出かけてみた。店に着いてよく考えてみたら、どんな材料を買えばいいのかよく分からなかった。

    そこで、スマートフォンですき焼きの材料を調べてみた。すると、大抵のレシピの中に「しらたき」が出て来るのだ。もちろん「しらたき」という名称は知っていたのだが、よくよく考えてみると実際に見た事がなかった。ただ漠然と「ベター」として「ネチョ」として「グチャ」とした物じゃないか、程度の認識しかなかった。

    いくら何でもスーパーであれば「しらたき」くらい置いてあるだろうと探してみた。しかし無かったのだ。いくら探しても無いので、店員さんに尋ねてみたが、置いて無いという。複数のスーパーを探してみても「しらたき」は無かった。存在しない物をネットのレシピに乗せるのだから、よほど当然だといわんばかりの自信が作者にはあるのだろう。そこで、もう少しネットで調べてみた。すると、どうやら「しらたき」は関東地方の料理に使われる食材だという事が判って来た。

    結局、関西では糸こんにゃくが一般的だという事が判った。なーんだ、すき焼きには糸こんにゃくが普通に入っているから「しらたき」なんか必要ないではないの。

    さて、これで私の(見てもいけない)and(触ってもいけない)and(食べてもいけない)物リストの中に「しらたき」が追加になった。
    (1) 納豆
    (2) もんじゃ焼き
    (3) しらたき

    【2012年11月追加】
    ようやく郊外のスーパーマーケットでしらたき売ってるのを発見しました。よく見ても、あれは脱色して白くなった糸こんにゃくですね。「ネチョ」と「グチャ」は当たってました。