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2011年5月9日月曜日

toast11と10との違い

2011年7月16日に本文を全面改訂しました。

TOAST11(1101_678という11.01版)を購入してしばらく使ってみました。もちろん使うといっても個人的に必要だと思う使い方しかしていませんから、きちんとした評価にはなっていませんので悪しからず。

●まず、見た目のユーザーインターフェースが変わりました。TOAST9からTOAST10への変化に比べて「あっと驚く」ような変わり様です、、、しかし、操作性はそれほど変わっていませんから、戸惑いを覚えるような事はありませんでした。

●Blu-ray オーサリングPlug-inの話です。

(1) まず、TOAST10用Blu-ray オーサリングPlug-inをTOAST11で使えるか? 使えました。でもね、TOAST11を起動する度にしつこくしつこく「TOAST11用Blu-ray オーサリングPlug-inを買えよな」というメッセージが表示され、それを止める方法が提供されていないようです。私は、10回を超えたあたりから降参し、これを購入してしましました。

(2) TOAST10用Blu-rayオーサリングPlug-inではビデオ映像の解像度に関わらずm2v+ac3形式の物ならば動画変換を行わないようになっていました。しかし、m2v+aacのようなTS動画ファイルは直接扱えませんでしたので、VLCなどを使って音声を変換をした上で焼き付けへ持ち込まなければなりませんでした。ただ、その場合、動画変換に莫大な時間を要すので、Corei7 プロセッサーをもってしても使い物になりませんでした。二時間程度のblu-rayディスクを焼き付けるために1日かかってました。その仕様はTOAST11.01でも大して代わり映えせず、相変わらず使い物になりませんでした。ところがです、TOAST11.03になると俄然使えるようになっています。まず、最も変わったのは直接TSファイルが扱えるようになりました。m2v+aac動画ファイルをどんどん焼き込む事ができます。それに加えて、莫大な時間を要した動画変換があっと云う間に終わってしまいます。二時間のblu-rayディスクの動画変換は五分もかかりませんでした。もっともこの時間は、どうやら動画のエンコードを省略し、音声のみをエンコードしているせいのようです。というのも、光メディアの容量を超える動画ファイルを焼き付けようとした場合には、メディアの容量に合うように動画ファイルの圧縮を行うべくエンコードが行われます。(追加:どうやらこの仕様はToast11.0.4になって改悪されたみたいです。つまり、どう考えてもblu-rayディスク容量以下の動画を焼き付けようとした場合に無条件に動画のエンコードを実行しています。この仕様は何とかならんものかな。【追加:この件Toast11.0.5になってまともになりました。容量25GBのblu-rayディスクに20GB以下のデータ長のファイルを焼き付けようとしたりしても動画のエンコードはしなくなりました。】)その場合のエンコード時間は一時間程度はかかりますけれども、これはToast9,10,11.01なんかと比べて大変に時間が短くなりました。誠にもってblu-ray焼き付けが実に簡単にできるようになっています。

(3) それからTOAST11.01でチャプターを編集しようとすると信じられないほどの時間がかかるため、まったく使い物にならなかったのですが、、、。TOAST11.03になると、実に軽快にチャプターの編集ができるようになっています。これはTSファイルを扱えるようになった恩恵でしょうね。

●あの苦労は一体何だったんだ?これでやっとWindows用のフリーソフトのMultiAVCHDより良いソフトになりました。長かったです。TOAST9用Blu-rayオーサリングPlug-inからして三代目にしてやっと使い物になる製品になりました。Toast9+Blu-ray pluginでは、1日かかってやっと焼き付けたblu-rayで音声がまったく入ってない箇所があった事が幾度もありました。もう涙しかありませんでした。。それに比べて二時間物のBlu-rayを一倍速で焼き付けるに三時間もあればOKになりました。(追加:これ、Toast11.0.4での改悪の結果4ー5時間必要になりました。時間短縮のためには二倍速で焼き付けるしかないようです。【追加:Toast11.0.5で焼き付け時間は多少速くなったのかな?うーん、あまり速くなったような気がしない。それよりも焼き付け残り時間の表示をまともな物にして欲しい。8分間程度の表示で、実際は4時間かかるのじゃねぇ。】)

●それからYoutubeなどのネットワーク動画を焼き付けつる機能が付け加えられています。そういった機能が重要だという向きにもTOAST11を購入してみてもよろしいかもしれません。

●先にも触れましたがTOAST11になり、特定のビデオカード、例えば GeForce GTX285 のような装置に対応してm2vからH.264への動画変換速度が加速されています(対応しているかどうかはちゃんと表示されます)。

【2011年10/29追加】
11.0.4になって、焼き付けるデータ量の表示がまともになりました。それまでは、動画データA(14GB)と動画データ(13GB)の二つを一緒にblu-rayに焼き付けようとすると、焼き付け結果予想が18GB(27GBではない)になりますよ、という頼りない予想をしていました。実際にblu-rayに焼き付けてみると14GB程度で圧縮のやり過ぎだったりする事が多々ありまして、片面25GBのblu-rayには合計で20GB以下のデータ量でないと、焼き付け結果がどのようになるのか予想できないといった状態でした。11.0.4では、片面25GBの容量をほぼ使い切った圧縮になりましたので、容量を気にしなくても焼き付けできるようになりました。【追加:この件Toast11.0.4では25GBの容量を使い切った圧縮になったというのは出来過ぎの表現でした。何度かやってみるとわかりましたが、最大21GB程度しか使う事ができません。それを超える容量では、動画エンコードでファイル容量を圧縮しようとするようです。少しもったいない仕様でしたが、、、Toast11.0.5になりまして、24.xGBの焼き付けもできるようになりました。ただ、そのように光メディアに目一杯のファイルを焼き付けようとすると、エンコード無しのまま、容量がいっぱいで焼き付けできません、というメッセージが表示されることがある。これは明らかなバグだろう。】

その他に気がついた事。11.0.1の頃には、blu-rayのエンコードに8スレッドのCPUでは1個か2個のスレッドしか使っていなかったはずですが、11.0.4では8スレッド全部を使っています。エンコードが速くなったのに気がついたのは11.0.3でしたから、多分その頃からなのでしょう。

●2012年10月追加
今頃になって気がついた事ですが、、、。TOAST10にもTOAST11にも同じような機能があるように表示される事です。
それはBlu-rayビデオの「エンコード」の項目で「自動」ではなく「カスタム」を選択するとMPEG4-AVCがあります。だからMPEG2に比べて圧縮効率の優れたMPEG4が使えるものと久しく思い込んでおりました。TOAST10にもあった機能なのだから、TOAST11.1で当然使えるものだとばかり。それが再エンコードを「自動」から「入」にしても駄目、その他試してみても駄目。どうやってみてもMPEG2の再エンコードしかしてくれません。

どうもボケた事を書いてますね。以下に書き直します。よく出くわす事態は、他の動画変換ソフトで、MPEG2 から MPEG4に圧縮した動画を、そのままに焼き付けできないだろうかというものです。そのために、再エンコードを「自動」から「切」にします。でも駄目なんです。勝手に MPEG4 から MPEG4への変換を莫大な時間をかけてやってくれて、その結果出力された MPEG4 動画は、大抵の動画変換ソフトで作成した MPEG4 よりも画質が大幅に低下しているのです。こりゃ、使えませんねぇ。

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