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2009年6月2日火曜日

わたしが子どもだったころ (6)

私が五歳か六歳の頃、近くの河原で自衛隊の演習があった。

戦車がやって来たかどうかはっきりとした記憶が無いのが残念。
でも、兵員輸送車とともに網に草を載せ迷彩を施された大砲が何門もやってきた。

大砲は30度程の角度で空を睨みながら、一斉に何度も轟音を放った。
もちろん空砲だったが、20メートル程度しか離れていない場所で聞く大砲発射時の地面をゆるがす轟音は、子供心を震わせる迫力があった。
それ以外にも何かのデモンストレーションがあったのだろうが、はっきりとした記憶が無い。
演習終了後、80メートルほどの川幅に一時間もかけずに橋をかけ、そこを大砲やら自動車が続々渡河した後、あっという間に橋が消えてしまったのにも驚いた。

あんなすごい音のする兵器を使って戦争をしていたなんて、怖いなぁ、と思うと同時に、いつの間にやら、戦闘機や戦車といったプラモデル作りに夢中になるようになってしまった。

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