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2009年3月31日火曜日

NEC VersaPRO奮闘記

Memeory upgrade, hard and optical drive exchange for NEC VersaPRO VY22X/R-L

NEC VersaPRO VY22X/R-L というウィンドウズ・ノートブック・マシンがあります。これは子供が学校使用のため何年も前に購入したもので久しく放置されていたわけですが、ゲームをするとかで、使い始めたもののハードディスクの容量不足とかで使えなくなったらしい。

NEC のマシンと云えば「 PC-8001・PC-8801 」といふマシンを使いMS BASIC BUGに引っ掛かりひどい目にあった事がありました。それは後年になって初めて判った話で、当時としての対処法は二度とマイクロソフトの製品には手を出さないという事でした。以後Windowsは触った事もありませんでした。

そういう次第なので、問題のマシンのスペックを調べるにも難儀しました。しかし何とかして「HDD 20G, メモリー 256MB,CPU はセレロンの 2.2GHz でOS は Windows XP」という事が判りました。 HDD 20Gではそりゃゲームは無理だろうと思い、HDD増設と同時にメモリーの増設をしてみました。

メモリー交換はマシンの本体裏側のメモリー交換の裏ぶたを開けて行うという極めて簡単な手順で済みました。ただDOS-V店で対応メモリーを調べてもらい 512MB*2枚を増設したのですが、マシンから調べてみるとメモリーは476MBと、何とも中途半端な数字になっていました。どうやら店員の言葉を信じたのが間違いだったようです。それでも、動作しているのだから良しとします。

さて問題はHDDです。よくよく調べてみたらWindows Xpは単純にHDDの容量を上げるために交換できないのね。交換用のHDDは120GBを用意したのだけれど、DOS-V店の方ではマシンに認識されるのかさえ不明だと云われてしまいました。おいおいDOS-V店がその程度のレベルかいな。

交換用のHDDを外部USB HDDケースに入れて、そこにWindows Xpを新規インストールすればいいじゃないのと思っていました。しかし、Windows XpのインストールCDそのものが無いのです!調べてみるとオリジナルのHDDに別パーティションを作り、そこにリストア用Windows Xpを保存してあるんだそーです。そしてリストア領域からCD-RWにリストア用Windows Xpを焼き付けるんだそうです。まったくとんでもなく因業な仕様ですね。ただ、問題がありました。VersaPROは光ドライブとしてはCD-ROMだけの機能しかない廉価版だったのです。

それでは外部CD-RWドライブへの書き出しは?「それはサポートされていません。」
それではCD-ROM仕様のVersaPROはリストアCDを焼き付ける事が出来ない?「その通りです。」
するとHDDが壊れた場合は?「あきらめて下さい。」

まったくひどい。そこでCD-ROMをDVD-Rに交換する事にしました。交換用のドライブはPanasonic UJ-870にしました。どのようにして光ドライブを交換するのでしょうか?ネットで調べてみましたけれど、どこにも回答がありません。そこでNEC VersaPROを分解するつもりでいじってみましたら、やっと判りました。キーボードの上側にちょっとした空きスペースがありますが、その金属板を外すのです。金属板を右から左に引っ張るとツメが二つ見えますから、そのツメが周囲のプラスティック覆いに引っかからないように頑張って金属板を外します。すると下には光ドライブを固定してるネジが見えます。確か一番左のネジを一本外すと、VersaPRO本体から光ドライブを引き抜く事ができました。それから交換用ドライブを差し込んで元のネジを締めます。ドライブのベゼルが変わってしまい不格好になりました。

これでCD-RWが焼けるかと思っていましたら、焼き付けるソフトウェアが必要なのです。CD-ROM仕様のVersaPROには、そのためのソフトウェアもインストールされていなかったのです。それも「Record Now」という焼き付けソフトウェアでないとリストア用CD-RWは焼けないのだそう。仕方が無いので泣く泣く最新版の「Record Now」を購入しました。これでめでたく Widnows Xpのリストア用CDを焼き付ける事ができました。

さて、HDDの話に戻ります。
Widnows Xpのリストア用CDを使って外部USB HDDにWindows Xpをリストアしようとしましたが、うまく行きません。Windowsは外部USB HDDにはインストールできないようです。しかたが無いので内部HDDから外部USB HDDへWidnowsをコピーしてみました。どのようにコピーしたのが忘れてしまいましたけれど、その外部USB HDDを内蔵HDDと取り換えてもWindows Xpはブートしませんでした。予想通りではありました。そこでEASEUS Disk Copyというセクターコピーできるソフトウェアを使いました。これでコピー条件としてWindows Xpのレストア領域を最後の方に移動してコピーします。

以上で無事にWindows Xpが起動できました。なんだ、 Widnows Xpのリストア用CDは必要無かったではないの。それでも、万が一のための用心にはなりますしね。

2009年3月29日日曜日

オールドノリタケのティーカップ(2)

【アンティーク】

幾何学模様のティーカップ、トリオです。
オールドノリタケの中で人気があるシリーズです。
このシリーズはマルキ印、別名スパイダーマークです。

2009年3月21日土曜日

備前(岡山)の熊山

熊山(Kumayama that means Mt. Bear)

備前(岡山)の大滝山からさらに山道を進むと熊山の山頂まで行く事ができます(熊山登山の南側ルート)。山頂近くに駐車場がありますから、それと分かります。駐車場で車を下りて山道を進みます。

Parking area on top of the mountain.
Going on the path.
どんどん進みます。
A cedar is tied up with rope indicating that god would come down from above.
注連縄のある大きな杉もあります。
Ancient tombstones.
このような塔もあります。
Standing on Kumayama and looking down over Yoshii river running across from north to south. South stretches the misty early-spring sea, pale green islands, and beyond them the mountains of Shikoku stands away over the horizon.
熊山から南を見た眺めです。中央を流れている川は吉井川です。下の山の稜線の隠れるように見える鉄橋は新幹線の鉄橋です。この鉄橋の両側は新幹線の撮影スポットになっているらしくよくカメラを抱えた人を見かけます。吉井川の流れ込む先は児島湾で、湾の向こう側に左右に伸びる山々は児島半島になります。少し左手、写真には写っていませんが、小豆島や屋島も見えます。
An ancient ruin piled up stones(Kumayama-iseki) is on top of Kumayama. Same stone objects are scattered around here. Even now, it is not sure for what the purpose is. It seems to be relating Shugendo that is an ancient religion practicing asceticism in mountains.
熊山遺跡とも熊山戒壇とも云います。熊山にはこのような石積み遺跡が複数あるとの事ですが、今回はそのような案内板を見かけませんでした。山岳信仰の遺跡とも云われますが、どのような目的の物かは分かっていません。
帰りに、新幹線の吉井川鉄橋の東側詰めにあるレストランの側、新幹線橋梁の下に下津井電鉄の車両が保存されているのを見つけました。意外な場所に保存されていますね。

2009年3月20日金曜日

大滝山福生寺

備前(岡山)の大滝山
大滝山の事を長い間「お滝さん」とばかり思っていました。50年ばかり前、当時珍しかった車を借りた私の父親がピクニック先に選んだ場所がここだったのです。そこで滝を眺められる岩の上で弁当を広げた記憶があります。国道2号線から、ここへ至るまでの道は少々見つけにくくカーナビが無いと道に迷うかもしれません。鉄道を使う場合は赤穂線の香登駅で下車して歩くのだそうです。ここには幾つかの寺院がありますが、滝からの帰り道の正面に三重の塔が見えます。福生寺の屋根瓦が面白い形をしていました。

大きな地図で見る

2009年3月16日月曜日

岡山城

The castle of Okayama was built in 1590. The postcard shows the ruin of the castle which was deserted in 1869 and had been pulled down year by year until 1890. Only the inner citadel and a few annex were intact by that time. A part of the clearing was converted into the junior high school of Okayama in 1896. The picture shows a gate of the school, some students standing near by, schoolhouses (right and left side) and a part of the castle (middle in the distance) on the stonewall surrounded by the moat.
All of them were burnt to ashes by the B-29 bombardment on June 29 in 1945.

岡山第一中学校の校門を市立商業学校から眺めた絵葉書です。
およそ80年昔の姿です。
不明瞭ですが、画面中央上方に焼失前の岡山城の一部が見えます。
これは同じ場所の現在の姿です。
現在は岡山第一中学校は無く、市立商業学校の場所には岡山県立図書館があります。
ですから正確には名所ではありませんが。

2009年3月12日木曜日

オールドノリタケのティーカップ


M-NIPPONのオールドノリタケのカップとソーサーです。
花柄模様と金彩がきれいです。
【アンティーク】

2009年3月4日水曜日

seti@home

私がseti@homeに参加したのが2001年7月ですから、もう少しすると8年になります。
seti@homeは途中、各種の変更を経て現在に至っていますが、最近になってまた新しい解析ユニットが出てきたようです。
前回の解析ユニットの変更は3-4年前だったでしょうか。解析項目が増えたとかで、1ユニットの解析に要する時間が一挙に4倍に増えました。同時に1ユニットの解析で得られるクレジット点が減らされました。

今回の新ユニットはAstropulseと命名されているようです。2GHzのG5マシンで旧ユニット1個の解析に2時間程度かかっていたのですが、新ユニット1個の解析には36時間程度かかるようです。うーん。ため息しか出てきません。さらに高速の2GHzのCore2Duoマシンでも新ユニット1個の解析に18時間くらいはかかりますから、こりゃ最低でもXEONマシンが欲しくなりますねぇ。

【追加】正確には2.3GHzのG5マシンで旧ユニットの解析に2時間50分程度かかっていましたが、Astropulse1個の解析では50%の解析で170時間必要ですから、予想では解析終了までに300時間は超えてしまいます。しかし、2.1GHzのCore2Duoマシンで1個のAstropulseを解析すると約27時間で終了する事ができました。

seti@homeの解析ユニットが全てAstropulseに移行してしまうかどうかは知りません。現段階ではサーバー側がAstropulseユニットを送信しようとした場合、クライアント(参加者)側のマシンがAstropulseユニットに対応していなければ、注意を促すメッセージのみの送信で旧ユニットの送信に変更されるようです。もっとも、BOINC PROJECTで用意されている普通のデータ解析プログラムだけを使う限りは、クライアント(参加者)側のマシンがAstropulseユニットに対応していないなんて事態は発生しないように考慮されているのでしょう。この辺の事情は、前回の解析ユニットの変更時にちょっとした騒動を引き起こしましたから、考慮されているかと思われます。

seti@homeの参加者の人の中には妙な事を書いていると思われる方もいるでしょうから、説明しておきますと、これは解析プログラムに高度のチューンを施したものを使う場合だけの注意なのです。チューンされた解析プログラムを使うと解析時間が半減します。だから以前、そのようなチューンされた解析プログラムを使うのは卑怯者のやる事だという議論が興ったことがありました。でも冷静に考えると、これはクレジット点の獲得競争では無く、宇宙人からのメッセージを捕まえるのが目的のプロジェクトなのです。そういう結論で落ち着いたはずです。

ただ、seti@home以外のBOINC PROJECTではチューンされた解析プログラムは認められていないようです。以前einstein@homeに参加していた頃の論調はそのようでした。チューンされたseti@home用の解析プログラムを使わないのならば、参加手順は簡単で、
http://setiathome.ssl.berkeley.edu/
から左上の「参加するには」メニューの下にある「Download」をクリックすれば「Download BOINC」のページが表示されますので、プログラムをダウンロードします。マシン上でBOINCプログラムを起動して参加プロジェクトのプロンプトが表示されると
http://setiathome.berkeley.edu
と入力します。この辺りのプロジェクトへの登録作業は5年前にしたきりなので変わっているかもしれません。いったんプロジェクトへ参加をしますとseti@homeのサーバーの方から解析プログラムと解析用のデータを送ってきますので、コンピュータは自動的に解析を始めるようになっています。Astropulseユニットであろうと無かろうと気にする必要なありません。

ですから、以下の文章はマッキントッシュを使ってseti@homeに参加する人で、かつチューンされた解析プログラムを使いたいという人向けの物です。

チューンされた解析プログラムはCPU毎に異なっています。その在処は
http://www.arkayn.us/seti/
であり、CPUは
G4, G5, COREDUO, CORE2DUO, XEON
用に分かれています。くれぐれも間違わないようにして下さい。
インストール作業ですが、まずマシン上で古いBOINCManagerが動作している場合は止めます。
ダウンロードしたファイルを解凍しますと中に「Files To Install」というフォルダがありますからフォルダ内のファイルを全て
/Library/Application Support/BOINC Data/projects/setiathome.berkeley.edu/
以下に放り込みます。
これだけでは設定ファイルや解析アプリケーションのオーナーやグループが未設定なのでBOINCManagerが起動できません。
最も簡単な解決策はBOINCManagerを新規にインストールする事です。これだけで問題の解決ができなければいいのですが、解決できない場合には、放り込んだファイル全てのオーナーがboinc_master、グループがboinc_projectになるようにして下さい。それを確認するにはファイルを選択してコマンド-I で情報を見て下さい。下の方に共有とアクセス権があって、名前の場所に3個の項目があるはずです。上から1番目がファイルオーナーで2番目がファイルグループです。
ファイルオーナーの変更はterminalから
sudo chown boinc_master FILE_NAME
ファイルグループの変更はterminalから
sudo chgrp boinc_project FILE_NAME
です。
これでうまく動作するはずです。設定ファイルであるapp_info.xmlの中身を見てみますと、seti@homeのサーバーから送られてくる物が旧ユニットならば従来の解析プログラム、Astropulseならば新解析ユニットを使うようになっています。
【追加】BOINC での自分の成績表を見るには便利なサイトがあります。下記で自分のID番号を調べます。
http://setiathome.berkeley.edu/home.php#prefs
アカウント情報の中のUser ID:
という項目にその番号がありますから、その番号をABCDとしますと
http://www.boincsynergy.com/stats/boinc-stats.php?id=ABCD&project=sah

2009年3月1日日曜日

鬼ノ城 (Kinojo)

鬼ノ城西門の遠景(A restored gate of Kinojo)

Legendary story of Ura
Ura is the most important character of the legendary story in Okayama.
He was born in ancient Korea and had been to Okayama, Japan.
He was tall, strong, quick to response, looked like an ogres and did wrong to the people around here.
Meanwhile, the king heard of Ura's crimes and decided to exterminate Ura.
Most famous king's man is Isaseri-hiko.
The battle of Isaseri-hiko against Ura began, continued many times....
A headquarter of Ura was Kinojo( which means ogres castle).

鬼ノ城は備中にあって、温羅(うら)伝説に出てくる温羅が立てこもった城と言い習わされ、近年に朝鮮式山城だという事が分かったものです。昔から鬼ノ城の存在は知っていたものの、今に至るまで行ってみた事がありませんでした。何故かといえば道順がさっぱり分からなかったからです。

今回、道順を示した看板があるだろうと、意を決して出かけてみましたが、案に相違してさっぱり見かけません。カーナビを頼りに車を進めるとゴルフクラブに到着してしまいました。やっぱり登録情報が入っていないと駄目です。あちこちと見当違いの場所へ到着しながらもやっとの事で鬼ノ城へ辿り着く事ができました。
岡山自動車道の岡山総社ICで高速道路を下りると180号線を西へ向かいます。1Km程進むと右手に県立大学が見えて来ます。ここを西へ直進して次の交差点を右折してもいいようですが、それと分かる目印としては大きな建物なら安心でしょう。地図には無いのでおよその道を赤線で示してみました。これで180号線から北に向けて271号線へ出ます。271号線を西に300mくらいで右折して北へ向かいます。
この右折地点を間違わなければ、後は一本道です。途中に砂川公園があります。

砂川公園から先は道が細くなり、しばしば対面車と道を譲り合う事になります。脱輪などしないように注意が必要です。鬼ノ城の駐車場から西門まで歩いて5分程度です。西門から外回りの道は工事中との事で立ち入り禁止になっていました。神籠石を見たかったんだけど。
以上、地図は駐車場の地図を利用させていただきました。